ある春の日、家庭の都合により地元で就職することになった彼女は、
僕のいる東京を離れることになりました。
そしてお互いに別々の場所でそれぞれの道を歩き始めたのですが、
彼女は急に会えなくなった二人の状況にいたく寂しがりました。
その上新しい職場での人間関係にも悩まされ、
寂しさとストレスからか、体調を崩す日も次第に増えていきました。
でもお金のない僕にとって彼女のいる場所は余りにも遠く、
会いに行くことはなかなか出来ませんでした。
僕に出来ることは電話で話を聞いてあげることぐらいでした。
電話での彼女の話は、現状の辛さと、
一緒にいることが出来た時の僕との思い出がほとんどでした。
そして彼女はストレスが原因の神経性の病気になってしまいました。
それでも僕には、電話で話を聞いてあげること以外何も出来ませんでした… それでも僕には、電話で話を聞いてあげること以外何も出来ませんでした…
・・・僕には、・・・何も・・・出来ませんでした…
あの時、何も出来なかった僕が
願ったことのすべて
向かい風
溢れ出す思い出と人の幸せ
ずっと冷たい足を抱えて いつも願うよ 暖かなひと時を
寂しい気持ちは飾ることも出来ずに
離れても疲れても倒れることはない
ここからそこまで歩いて行きたい
萎れても霞んでも春の花のように
強く消えない道 君と歩く 壊れた道
嬉しさと悲しさの影を集めて
形から崩れてく心はいらない
ずっと減らない石を数えて 慣れてしまうよ 終わらない苦しみに
寂しい気持ちは飾ることも出来ずに
離れても疲れても倒れることはない
ここからそこまで歩いて行きたい
萎れても霞んでも春の花のように
強く消えない道 君と歩く 壊れた道
強く 強く 消えない道
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